30 days to U.S.S Enterprise

7/19-スタトレ最新作公開まで、カーク(クリス・パイン)、スポック(ザカリー・クイント)関連の英語記事訳に 30days challenge

才能がないのに全力を注いでしまうもの

 

モンスターズ・ユニバーシティ』観てきました。

話としてはまぁ、普通でした。でも、すっごく勇気をくれる作品。

怖がらせる才能がないマイクが、努力でどこまでできるのか、才能がないが故にひたすら努力をして、夢を最後まであきらめないところが素敵でした。

最後も、そんなにうまくいくはずもなく、けれど、あきらめなければ夢は開けるということをしっかり表していた映画。

 

いやー、さすがピクサー。脚本がすごい。テンプレっちゃぁテンプレだけど、それをあそこまで完璧にできるピクサーはかなりすごい。

 

例えば「え?そんなにうまくいっちゃうの?」という感想を数分後に見事に覆してくれる。

 

観客が求めているのは、「意外な展開」だけど、結局最後は「予定調和」なんですよ。どんなに意外な展開が続いても、それが面白いのは、最初に予想したゴールへ辿りつくことが困難に見えるから。

例えば主人公がどうしても富士山へ行きたいとします。主人公は富士山を目指して目指して、でも中々辿りつけない。意外な展開が次から次へと起こって、ついに辿りついたのは……エベレストでした。

 

うん、すごいけどさ。富士山は?あれ?富士山は?

 

ってなるんですよ!

 

これは、恐らく基本なので、富士山へ到達し、更にその先へ進むのが圧倒的な脚本だと思います。

 

でもピクサーはそんなのいらない。あくまで予定調和で終わっていいの。

だって、その方が安心するから。ピクサーってそういう存在だと思います。

 

でも、そういう存在でいるのってきっとすごーく難しいと思う。毎回そういう存在でいて、飽きられない物語つくりというのは、中々できない。

 

 

ハリウッド脚本術なんかを読んで、ピクサーなんかをみると、本当に忠実になぞっているのかわかる。でも、果たして何人がそれを徹底できているのか。

 

 

前作もまた観たくなってきたー!!!

評判通り、マイクがすごーく可愛かったです!

 

あと、アメリカの典型的な大学生たちが、全員モンスターで出てくるので面白かった笑

 

あーいうの観ると、寮対抗とか、ダサい奴からカッコいい奴への成り上がりとか、大変だけど、アメリカの大学生活ってすごく楽しそうに見えます。一体感がすごい。

 

 

今回も、日本人スタッフの堤大介さんが参加されていますが、彼もいうように才能がないのに目指すものへ情熱を注いでしまうこと。それってとっても素敵な、大事なことですよね。

 

才能なんて、ただスタート地で持っていたプラスアルファに過ぎないんじゃないか。

伸びしろは、どこまでも皆同じだと思います。